ラサール恒例の「第1回高校受験説明会」が、淑徳与野、開智、城北埼玉、栄東、春日部共栄の校長先生をはじめ諸先生方をお招きし、6月20日(土)に実施しされました。
今年度のテーマは「2010年度からの新制度入試導入」についてです。参加いただいたご父母の皆様方は例年にも増して教務部長の説明を真剣な表情でお聞きになっていました。
ラサールでは、ご父母や生徒のみなさんへの迅速・的確な情報提供が受験の成功の第一歩と考え、学年ごとに「説明会」を実施しております。次回の中3生の入試説明会は10月17日(土)に実施いたします。
【2010年からの新制度入試とは】
前期募集(2月16日)と後期募集(3月4日)があり前期募集では定員の約75%を募集し、学力検査5教科各100点満点+内申+特別活動+特記事項の合計で合否が判定される。
例えば浦高;学力検査が500点+内申が45+45+90=180+特別活動が90点+その他の項目50点=320点×1.04=334点=834点【第一次選考前期の75%のうちの60%、学力:内申=6:4】
【第二次選考は残り40%、320点×0.67=215点+500点=715点、学力*内申=7:3】
後期募集の定員は残り25%、合否の判定は学力検査3教科各100点満点の入試と内申書の合計で合否を判定する。また、昨年まで実施されていた前期募集での浦和・一女・大宮・川越などが独自作成問題と教育委員会作成のA・B2パターンのどちらかで実施された総合問題は来年からは実施されない。
新制度入試の問題点は
(1)前期募集が本番の入試となる!
この春の受験者数で明春の入試をシミュレーションしてみると、例えば、浦和高校では前期受験者552名が仮に前期募集に全員が受験したとすれば競争倍率は2.06倍(1.67倍)と予想される。このように考えると一女;2.02倍(1.61倍)、市立;2.89倍(1.89倍)、蕨;2.32倍(1.91倍)、浦和西2.37倍(1.98倍)となり今まで以上に大変厳しい受験になることが予想されます。
(2)競争倍率の増加!
また後期募集は尚一層の競争倍率の増加が予想されるので、前期募集が「本命の入試」とならざるを得ない。さらに、後期募集は3教科受験となるので私立第一志望者も後期募集に回ることが考えられるのでより厳しさを増すこと必至です。
(3)第3は入試日程が10日間早まったこと!
今までは1月22日〜26日の私立入試が終ってから、約1ヶ月の公立受験日まで勉強期間が取れたが、来年は3週間程度しか期間がないこと。すなわち、1月22日からの私立高校入試が始まる前にある程度本命の公立高校受験が完成していなければ間に合わなくなる!!ということ。
注意)本番入試が前期になり時期も2週間は早まるので公立に対する入試学力を年内には完成しなくてはならない!!そのために夏期講習で中学3年間の全範囲を総復習、総まとめし、さらに入試の基礎がためを終え、秋からの「入試実戦演習」で入試学力を身につけさせなければならない!!
ラサールでは、夏期講習で入試の基礎固めを終え秋からの入試実戦演習で「入試学力の年内完成」を、そして、入試日の前日まで一人一人の生徒さんの弱点ポイントを指導し全員合格を目指します!!
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